SSLとは?Webサイトの安全性を高める暗号化技術

SSLとは

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「うちのWebサイト、SSL入れてないけど大丈夫かな…」
「SSL対応しないと、お客さんに安心して買い物してもらえないかも」

Webサイトを運営している方なら、こんな不安を感じたことがあるでしょう。

しかし、SSLの導入は思ったほど難しくありません。
適切に対応することで、Webサイトのセキュリティを高め、顧客の信頼を獲得できるのです。

SSLについて正しく理解し、今すぐ行動に移しましょう。

この記事では、自社サイトのセキュリティ対策に悩む方に向けて、

  • SSLによるWebサイトのセキュリティ強化
  • ネットショップ運営に欠かせないSSLの重要性
  • SSL導入の具体的な手順と注意点

上記について、ITスペシャリストとしての筆者の知見をもとに、わかりやすく解説しています。

SSL導入に不安を感じているあなたも、この記事を読めば自信を持って取り組めるはずです。

記事の製作者について

この記事は、株式会社エムフロ届出電気通信事業者届出番号A-21-10524)が運営するレンタルサーバー「Quicca」が提供しています。サービス開始の2009年より10年以上、多くのユーザーへWordpress設置などWebホスティングに関するサービスをサポートしてきました。当サイトでは、今まで培った知見を活かし、レンタルサーバーに関する正しい知識をプロ目線でお届けします。

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目次

SSLとは?Webサイトの安全性を高める暗号化技術

SSLは、インターネット上でデータを暗号化し安全に通信するための技術です。
Webサイトの運営者にとって、SSLを導入することは利用者の信頼を得るために欠かせない取り組みと言えるでしょう。

ここでは、SSLがWebサイトとユーザー間の通信をどのように保護するのか、SSLの前身であるTLSとの関係、そしてSSL証明書の役割について解説します。

SSLによってWebサイトとユーザー間の通信が保護される

インターネットは、多くの人にとって便利な情報収集の手段となっています。
しかし、その一方でデータの盗聴や改ざんのリスクも高いのが現状です。
特に、クレジットカード番号や個人情報などの大切なデータを扱うWebサイトにおいては、セキュリティ対策が非常に重要となります。

SSLは、こうしたWebサイトとユーザー間のデータをやりとりする際に、通信を暗号化することでセキュリティを高める技術です。
SSLを利用することで、以下のようなメリットがあります。

  • データの盗聴を防ぐ
    第三者が通信を傍受しても、暗号化されているためデータを解読することが非常に困難になります。
    クレジットカード情報など、機密性の高い情報を安全にやり取りできるようになるのです。
  • 改ざんを検知できる
    SSLでは、送信されたデータが途中で改ざんされていないか検証する機能も備わっています。
    万が一改ざんされた場合は、すぐに検知できるため、正しい情報だけをやりとりできます。
  • なりすましを防止する
    SSLを利用することで、アクセスしているサイトが本物であることを証明できます。
    これにより、フィッシングサイトなどのなりすましサイトを見破ることができるようになります。

このように、SSLを導入することでWebサイトとユーザー間の通信が保護され、安全にデータをやりとりできるようになります。
特にお客様の大切な情報を預かるWebサイトを運営されている方は、SSLの導入を真剣に検討すべきでしょう。
SSLによって、利用者に安心してWebサイトを利用してもらうことができるはずです。

SSLはTLS(Transport Layer Security)の前身

SSLという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
しかし、実はSSLという名称は既に歴史的なものとなりつつあります。
現在主流となっているのは、SSLの後継であるTLS(Transport Layer Security)という技術です。

SSLは、1995年にNetscape社によって開発されました。
当時は、インターネット上で安全に通信を行うための画期的な技術として注目を集めました。
その後、SSLをベースとしてTLSが開発され、現在ではTLSがデファクトスタンダードになっています。

TLSでは、SSLの機能を受け継ぎつつ、セキュリティがより強化されています。
具体的には、暗号化の鍵長を長くしたり、暗号化方式を高度化したりすることで、さらに安全性を高めているのです。
現在、最新のWebブラウザやサーバーソフトウェアでは、ほとんどの場合TLSが使用されています。

ただ、SSL通信やSSL証明書といった言葉は、歴史的な理由からまだ一般的に使われています。
多くの人にとって、SSLという言葉の方がなじみ深いのかもしれません。
技術的には、既にSSLの多くがTLSに置き換わっていますが、SSL通信という言葉は当面なくならないでしょう。

SSL証明書によってWebサイトの信頼性が確認できる

Webサイトに初めてアクセスしたとき、利用者が一番不安に感じるのは「このサイトは信頼できるのだろうか」という点ではないでしょうか。
特に、個人情報の入力を求められるようなサイトでは、信頼性の確認は欠かせません。

SSL証明書は、そんな利用者の不安を解消し、Webサイトの信頼性を示すために重要な役割を果たしています。
SSL証明書とは、WebサイトのSSL導入時に発行される電子証明書のことです。
この証明書には、そのWebサイトの運営者情報や公開鍵などが記載されています。

SSL証明書の発行には、運営者の実在確認などの厳格な審査が行われます。
審査に合格してSSL証明書を取得したWebサイトは、ブラウザのアドレスバーに「鍵マーク」が表示されるようになります。
これにより、利用者はそのサイトがSSL通信で保護されていることを視覚的に確認できるのです。

SSL証明書の種類には、3つのレベルがあります。

  • ドメイン認証(DV)
    ドメインの所有確認のみで発行されるSSL証明書。
    最も簡易的なレベルの認証で、Webサイトの存在自体は証明できるが運営組織の実在性は保証されない。
  • 企業認証(OV)
    企業の存在を確認して発行されるSSL証明書。
    申請企業の実在性や、SSLを導入しているサイトが正当な企業により運営されていることを証明できる。
  • EV認証(EV)
    最も厳格な審査を経て発行されるSSL証明書。
    企業の存在確認に加え、サイトの運営者が認証局のガイドラインに則っていることなどを確認する。
    EVSSLを導入したサイトでは、アドレスバーが緑色で表示され、企業名も明記される。

通常、企業のWebサイトであれば企業認証レベル以上のSSL証明書を導入することが望ましいでしょう。
SSL証明書によって、運営組織の実在性を示すことで、利用者からの信頼を獲得しやすくなります。
ビジネスにおいて、信頼は何よりも大切な要素です。
自社のWebサイトの信頼性を確保し、安心して利用してもらうためにも、SSL証明書の役割をしっかりと理解しておくことが重要と言えるでしょう。

中小企業がSSLを導入するメリット

中小企業にとって、SSLを導入することは大きなメリットをもたらします。
顧客情報の保護、Webサイトの信頼性向上、検索順位のアップなど、ビジネスを成功に導く鍵となるでしょう。

SSLは、中小企業が抱えるセキュリティ面での不安を解消し、事業の発展を後押しする強力なツールなのです。

それでは、SSLがどのように中小企業を支援するのか、具体的に見ていきましょう。

顧客情報の流出リスクを大幅に軽減できる

中小企業にとって、顧客の個人情報を適切に管理することは極めて重要です。
情報漏洩が発生すれば、信用失墜や損害賠償など、深刻な事態に発展しかねません。
「うちは大丈夫」と思っている事業者も多いかもしれませんが、セキュリティ対策は万全ですか?

実は、SSLを導入するだけで、顧客情報の保護レベルを格段に高められるのです。
SSLによってWebサイトとユーザー間の通信が暗号化されるため、たとえハッカーに傍受されても、情報を解読することは非常に困難になります。

例えば、あるネット通販会社では、注文フォームへのSSL未導入が原因で、大量の顧客クレジットカード情報が流出する事件が起きました。
同社は多額の損害賠償を余儀なくされ、ブランドイメージにも大きなダメージを受けたのです。

このような事態を防ぐには、SSLの導入が欠かせません。
特に、個人情報をオンラインで扱う中小企業は、SSL対応を優先的に検討すべきでしょう。
顧客の大切な情報を守ることは、ビジネスの信頼を高める第一歩なのです。

Webサイトの信頼性が高まり、集客力がアップする

SSLを導入したWebサイトには、アドレスバーに「鍵マーク」が表示されます。
この小さなアイコンは、そのサイトが安全であることを示す重要なシンボルなのです。
ユーザーの多くは、鍵マークの有無をチェックして、サイトの信頼性を判断しています。

つまり、SSLを導入することで、中小企業のWebサイトは「信頼できるサイト」としての評価を得られるようになります。
サイトが安全だと感じたユーザーは、安心してページを閲覧し、商品を購入してくれるでしょう。

実際、ある調査によると、SSLを導入したECサイトの販売コンバージョン率は、未導入サイトに比べて平均30%近く高いことがわかっています。
SSLによる「安心・安全」の印象が、ユーザーの購買意欲を大きく後押ししているのです。

さらに、SSLはSEO対策としても効果的です。
Googleは、SSL対応を検索順位の判断材料の1つに加えていると公表しています。
つまり、同業他社のWebサイトがSSL未導入なら、あなたの会社がSSLを導入することで、検索結果の上位に表示される可能性が高まるのです。

信頼性の向上とSEO効果。
この2つのメリットにより、中小企業はSSLでWebマーケティングに差をつけられるはずです。
サイトへの誘導数増加や成約率アップを目指すなら、SSLは見過ごせない選択肢と言えるでしょう。

検索エンジンでの表示順位が上がる可能性がある

中小企業がWebサイトを運営する目的の1つは、見込み客を増やすことです。
そのためには、検索エンジンの上位表示が欠かせません。
「うちのサイトを見つけてもらうには、どうしたらいいだろう」とお悩みではありませんか?

実は、SSLを導入するだけで、検索順位が大きく改善する可能性があるのです。
それは、GoogleがSSL対応を検索アルゴリズムのシグナルの1つとしているからです。

Googleは2014年8月、常時SSL化を推奨する方針を発表しました。
これは、全ページでSSL通信を行うサイトを優遇するという画期的な施策でした。
「SSLサイトは、ユーザーにとって安全で価値が高い」というGoogleの考えが、アルゴリズムに反映されたのです。

実際、常時SSL化を実施したサイトの多くが、検索順位と流入数の増加を報告しています。
あるメディアサイトは、SSL導入直後から検索順位が30位以上アップし、オーガニック流入が15%増えたと言います。

もちろん、SSLはSEOの一要素に過ぎません。
コンテンツの質や更新頻度など、他の要素も重要です。
しかし、SSLがSEOに一定の効果をもたらすのは事実でしょう。

中小企業は限られたリソースでWebサイトを運用せざるを得ません。
だからこそ、SSLのようなコストパフォーマンスの高い施策を積極的に取り入れるべきなのです。
SSL導入は、検索上位表示への近道になり得ると言えます。

SSLの仕組みと導入方法

SSLを導入することで、Webサイトとユーザー間の通信を安全に行うことができます。
しかし、SSLの仕組みや導入方法がよく分からないと、「SSLって難しそう…」と二の足を踏んでしまうかもしれません。

SSLをうまく活用するには、その仕組みを理解し、適切な方法で導入することが大切です。
ここでは、SSL通信の流れや暗号化の仕組み、SSL証明書の種類と選び方、SSL導入に必要な作業と費用について、具体的に解説していきます。

SSL通信の仕れと暗号化の流れ

SSLを使ったWebサイトでは、サーバーとブラウザーの間で暗号化された通信が行われます。
その際、SSL証明書と呼ばれる電子的な身分証明書を用いて、通信相手の身元確認と暗号化が行われるのです。

具体的には、以下のような流れでSSL通信が実現します。

  • SSL証明書の発行
    WebサイトのサーバーにSSL証明書を設置します。SSL証明書には、サイトの運営者情報や公開鍵などが記載されています。
  • 通信の暗号化
    ユーザーがSSL対応サイトにアクセスすると、サーバーはSSL証明書を提示します。ブラウザーはその証明書を確認し、証明書に含まれる公開鍵を使って、これから行う通信を暗号化するための鍵を作成します。
  • 暗号化通信の開始
    ブラウザーが作成した鍵を使って、サーバーとの間で暗号化された通信が始まります。第三者が通信を傍受しても、その内容を解読することは非常に困難です。

「通信の暗号化って、具体的にどういうことなんだろう?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
SSL通信では、共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式という2種類の暗号化技術を組み合わせることで、効率的かつ強固な暗号化を実現しているのです。

  • 共通鍵暗号方式
    送信者と受信者が、同じ鍵を使って暗号化と復号化を行う方式です。処理速度が速いというメリットがあります。ただし、鍵を安全に受け渡しする必要があります。
  • 公開鍵暗号方式
    送信者が受信者の公開鍵で暗号化し、受信者が秘密鍵で復号化する方式です。鍵の受け渡しが不要で、暗号化に強度がありますが、処理速度は遅くなります。

SSL通信では、まず公開鍵暗号方式で共通鍵を安全にやり取りし、その後は共通鍵暗号方式で高速な暗号化通信を行います。
このように、2つの暗号化方式の長所を生かすことで、SSLは安全性と利便性を両立させているのです。

SSL証明書の種類と選び方

SSL証明書は、認証レベルによって3つの種類に大別されます。
それぞれの特徴を理解し、自分のWebサイトに適したSSL証明書を選ぶことが大切です。

  • ドメイン認証型SSL証明書(DV証明書)
    ドメインの所有権のみを認証するSSL証明書です。手続きが簡単で、低コストという利点がありますが、企業の実在性まで保証するものではありません。個人サイトや小規模サイトに適しています。
  • 企業認証型SSL証明書(OV証明書)
    企業の実在性を認証局が確認して発行するSSL証明書です。DVよりも信頼性が高く、ECサイトなどで利用されます。ただし発行までに数日かかることもあります。
  • EV SSL証明書(EV証明書)
    最も厳格な認証プロセスを経て発行されるSSL証明書です。グリーンバーに企業名が表示されるため、サイトの信頼性を強くアピールできます。大企業や金融機関のサイトでの使用に適しています。ただし、発行コストは高めです。

「うちのサイトには、どのタイプのSSL証明書がいいんだろう…?」と迷う方もいるでしょう。
結論から言えば、サイトの規模や性質、予算に応じて選ぶのがおすすめです。

個人サイトや小規模なコンテンツサイトであれば、低コストで手軽に導入できるDV証明書が適しているでしょう。
ECサイトなど、ある程度の企業信頼性が求められるサイトの場合は、OV証明書を選ぶと良いでしょう。
大企業や金融機関のように、高い信頼性を必要とするサイトであれば、EV証明書の導入を検討すべきです。

また、SSL証明書は、ワイルドカード型のものを選ぶことで、複数のサブドメインも同時にSSL化できます。
wwwありとなしのURLでアクセスされる可能性がある場合などは、ワイルドカード型SSL証明書の使用がおすすめです。

SSL証明書の種類と特性をよく理解した上で、サイトの要件に合わせて選択することが肝要と言えるでしょう。

SSL導入に必要な作業と費用の目安

SSL証明書を自分のWebサイトに導入するには、いくつかの手順を踏む必要があります。
ここでは、SSL導入の大まかな流れと、かかる費用の目安について解説します。

SSLを導入する際の主な作業は、以下の通りです。

  • SSL証明書の購入・取得
    認証局またはSSLベンダーからSSL証明書を購入します。無償のSSL証明書を利用する場合は、取得手続きを行います。
  • CSRの作成
    SSL証明書を使用するサーバー上で秘密鍵を生成し、証明書署名要求(CSR)を作成します。
  • SSL証明書のインストール
    SSL証明書をサーバーにインストールします。ウェブサーバーソフトの設定変更なども必要です。
  • Webサイトの修正
    サイト内のリンクをhttpからhttpsに変更します。混在コンテンツがある場合は修正が必要です。

「SSL導入って、どれくらいの費用がかかるんだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
SSL証明書の種類によって費用は異なりますが、目安は以下の通りです。

  • DV証明書:無償〜数千円程度/年
  • OV証明書:数万円〜10万円程度/年
  • EV証明書:10万円〜30万円程度/年

ワイルドカード型のSSL証明書は、通常のSSL証明書と比べて2〜3倍ほど高額になる傾向があります。
SSL証明書の費用は、サイトのセキュリティ強化への投資と捉えることが大切です。

また、SSL導入には多少の技術的な作業が伴います。
「自分で全部やるのは不安だな…」という方は、SSLベンダーの導入サポートを利用するのも1つの方法です。
その場合、SSL証明書の費用とは別に、数万円程度の導入費用がかかることが一般的です。

SSLの導入費用は、SSL証明書の種類や設定作業の内容によって変わってきます。
サイトの規模や予算に合わせて、最適なSSLの導入方法を選択しましょう。

SSL導入の例(エックスサーバーの場合)

以下、エックスサーバーを例にSSL導入の手順をご紹介します。

無料独自SSLの設定手順

  1. Xserverアカウントからサーバーパネルへログインし、「SSL設定」をクリックします。
  2. 設定するドメインを選択し、「変更」をクリックします。独自SSLの設定が追加されるまで最大1時間程度かかります。
  3. 一覧画面に設定したドメインが表示されていれば設定完了です。最大1時間程度で反映されます。

オプション独自SSL(有料)を導入する手順

  1. エックスサーバーの管理画面にログインし、「サーバー設定」→「SSL設定」の順にクリックします。
  2. 「SSL証明書を利用する」にチェックを入れ、「CSR情報入力」ボタンをクリックします。
  3. 必要事項を入力してCSRを作成し、表示された内容をコピーします。
  4. SSL証明書を購入します。エックスサーバーではオプションでSSL証明書を購入できます。「サーバー契約」→「オプション契約」→「SSL証明書」の順に進み、証明書を選択して申し込みます。
  5. SSL証明書の発行が完了したら、エックスサーバーの管理画面に戻り、SSL設定画面で証明書をアップロードします。中間証明書も必要な場合はアップロードします。
  6. Webサイトを常時SSL化するには、.htaccessファイルに以下のコードを追加します。

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

  1. サイト内のリンクをhttpからhttpsに変更します。

SSL導入の手順はサーバー会社によって異なるため、詳細の手順は各社のマニュアルをご参照ください

ネットショップ運営者必見!SSLでセキュリティ対策

ネットショップを運営する上で、SSLの導入は必須と言えるでしょう。
お客様の大切な個人情報を守るために、SSLによる暗号化通信は欠かせません。

SSLを導入していないショップでは、クレジットカード情報などが盗み見られるリスクがあります。
そのため、多くのお客様がSSLの有無をショップ選びの基準にしているのが現状です。

ここでは、ネットショップ運営者がSSLを導入する必要性と、実際の導入手順について詳しく解説します。

クレジットカード情報の保護に欠かせないSSL

SSLは、ネットショップにおける個人情報保護の要と言えます。
特に、クレジットカード情報の取り扱いには細心の注意が必要です。
「カード情報が漏れたら、お客様の信頼を失ってしまう」という不安を抱えている店舗運営者も多いのではないでしょうか。

実際、SSLを導入していないショップでは、以下のようなリスクが存在します。

  • カード情報の盗み見
    SSLがない場合、入力されたカード情報は平文のまま送信されます。そのため、悪意のある第三者が通信を傍受すれば、カード情報を盗み見ることが可能です。カード番号や有効期限、セキュリティコードなどの情報が漏洩すれば、不正利用の危険性があります。
  • なりすましのリスク
    SSLによる認証がないと、悪意のある者がショップになりすまして偽のサイトを作成し、カード情報を詐取する可能性もあります。お客様が偽サイトと本物のショップを見分けることは難しく、カード情報を盗まれる危険性が高まります。

こうしたリスクから、カード会社はSSLの導入をネットショップに求めています。
また、お客様の多くもSSLの有無を確認した上で購入を決定するようになっています。
つまり、SSLを導入していないショップでは、お客様からの信頼を得ることが難しいと言えるでしょう。

一方、SSLを導入したショップでは、以下のようなメリットがあります。

  • カード情報が暗号化されるため、仮に通信が傍受されても情報が漏れる心配がない
  • SSLの認証局が発行した証明書によって、ショップの信頼性を示せる
  • 安心感からリピーター客が増え、売上アップにつながる可能性がある

以上のように、クレジットカード決済を導入するネットショップにとって、SSLは必要不可欠な技術と言えます。
お客様の信頼を得て、安全で安心な買い物環境を提供するためにも、SSLの導入は避けては通れません。
SSLを導入するメリットを理解し、早急に対応することをおすすめします。

SSLなしではネットショップを開設できない時代に

ネットショップを開設する際、SSLの導入は必須条件になりつつあります。
SSLによる暗号化通信が当たり前になった現在、SSLなしでショップを運営することは非常に困難です。
「SSLがないから、このショップでは買い物をしない」と判断するお客様が増えているのが実情でしょう。

SSLは、ショップの信頼性を示す指標の1つとなっています。
例えば、Googleをはじめとする検索エンジンは、SSLを導入しているサイトを優先的に上位表示する傾向にあります。
つまり、SSLの有無が集客力に直結すると言っても過言ではありません。

さらに、カード決済代行会社や銀行の多くが、加盟店にSSLの導入を義務付けるようになっています。
SSLがないショップでは、そもそもクレジットカード決済を導入できないケースが増えているのです。
「クレジットカードが使えない通販サイトは敬遠される」という現状から、SSL導入は避けて通れません。

また、ショップ運営者の中には「SSLの導入にはコストがかかるから」と二の足を踏む方もいるかもしれません。
しかし、信頼を失ったことによる機会損失を考えれば、SSL導入のコストは十分に回収できるはずです。
SSLは、ネットショップの運営に必要不可欠なインフラ投資だと考えることが大切でしょう。

現在のネットショッピング市場において、SSLを導入しないことはビジネスチャンスを逃すことに他なりません。
自社のファンを増やし、売上を伸ばしていくためにも、SSLの導入は必須の課題だと言えます。
「SSL導入は、もはや選択肢ではなく、必須条件である」という認識を持つことが求められているのです。

導入手順と注意点を解説

ネットショップにSSLを導入する際は、正しい手順で作業を進めることが大切です。
ここでは、SSL導入の具体的な流れと、つまずきやすいポイントについて解説します。

SSL導入の一般的な手順は、以下の通りです。

  1. SSLの種類を選択する
  2. SSL証明書を購入する
  3. 必要な情報を証明書発行機関に提出する
  4. SSL証明書の発行を待つ
  5. サーバーにSSL証明書をインストールする
  6. ショップシステムの設定を変更する
  7. 動作確認を行う

特に、SSLの種類選びは慎重に行いましょう。
ドメイン認証型、企業認証型、EV認証型など、複数の種類が存在します。
自社の予算や必要な信頼レベルに応じて、適切なSSLを選ぶ必要があります。

証明書の発行には数日かかるケースもあるので、余裕を持ってスケジュールを立てることも重要です。
また、サーバーへのインストールは、手順を誤るとショップにアクセスできなくなるリスクもあります。
専門知識のあるスタッフが作業するか、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。

SSL導入時の注意点としては、以下の点が挙げられます。

  • httpからhttpsへのリダイレクト設定
    SSL導入後は、httpのページにアクセスした場合でも、自動的にhttpsにリダイレクトされるよう設定します。設定を忘れると、ページによってSSLの有無が混在し、エラーの原因になります。
  • 内部リンクのURL変更
    サイト内のリンクは、全てhttpsのURLに変更する必要があります。httpのままだと、リンク先でエラーが発生するおそれがあります。テンプレートの変更漏れがないよう、入念に確認しましょう。
  • SSL対応していないコンテンツの排除
    サイト内の画像や動画、外部リンクなどがSSLに対応していないと、混合コンテンツ警告が表示されます。警告が出ないよう、SSL非対応のコンテンツは排除する必要があります。

以上の点に注意しつつ、手順に沿って作業を進めることが、スムーズなSSL導入のコツだと言えます。
SSL導入後は、定期的に証明書の有効期限や、サイトの動作状況を確認するのも忘れずに。
専門家に頼るのも一つの手ですが、自社スタッフがSSLについて理解を深めることも大切だと考えます。

SSLは、ネットショップにとって必要不可欠な技術です。
ショップの信頼性を高め、お客様に安心して買い物を楽しんでいただくためにも、SSLの導入は避けて通れません。
導入手順と注意点を踏まえた上で、早期のSSL対応を検討されることをおすすめします。

無料でSSL証明書を設定できる主なレンタルサーバー

レンタルサーバー会社では、無料でSSL証明書を取得・設定でき、サイトの常時SSL化を簡単に行うことができます。設定方法は各社のコントロールパネルから数ステップで完了します。

SSL化することで、サイトの安全性が高まり、検索順位の向上やブラウザ警告の回避などのメリットがあるため[5]、無料SSLを活用してサイトをセキュアにすることがおすすめです。

以下、無料でSSL証明書を設定できる主なレンタルサーバーをご紹介します。

スターサーバー

  • 対象プラン:エコノミー、ライト、スタンダード、ハイスピード、エンタープライズ、プレミアム、ビジネス
  • 設定方法:サーバー管理ツールから「SSL設定」をクリックし、SSL設定を行う独自ドメイン名の「選択」をクリック。「無料独自SSL追加」をクリック
  • 証明書の自動更新:有効期限から30日前に自動更新

エックスサーバー

  • 設定方法:サーバーパネルの「SSL設定」をクリックし、設定するドメインの「変更」をクリック。「ONにする」をクリック
  • 他社サーバーからの移転時の事前設定も可能

お名前.comレンタルサーバー

  • 設定方法:コントロールパネルの「セキュリティ」→「SSL証明書」から、SSL証明書をインストールしたいドメインを選択し「申し込む」をクリック。「無料SSL」を選択
  • 設定完了まで約1時間

さくらのレンタルサーバ

  • 設定方法:コントロールパネルからボタンワンクリックで簡単に設定可能
  • 即日発行・自動更新
  • 個人ブログ、小規模サイト、テスト用サイトなどに適している

その他

上記以外にも、多くのレンタルサーバー会社が無料SSLを提供しています。

いずれも、

  • 全プランで無料SSL(Let’s Encrypt)に対応
  • 管理画面から簡単に設定可能

となっています。

以上のように、多くのレンタルサーバー会社が無料SSLに対応しており、管理画面やコントロールパネルから簡単に設定できるようになっています。

サイトのセキュリティ向上やSEO対策のために、無料SSLを活用してサイトを常時SSL化することが一般的になってきています。レンタルサーバー選びの際は、無料SSLへの対応も重要な選択ポイントの1つと言えるでしょう。

まとめ:SSLでWebサイトの信頼性を高め、ビジネスの成功につなげよう!

今回は、SSLについて理解を深めたい方に向けて、

  • SSLによるWebサイトのセキュリティ強化
  • 中小企業がSSLを導入するメリット
  • SSLの仕組みと具体的な導入方法
  • ネットショップ運営に欠かせないSSL対策

上記について、ITスペシャリストとしての筆者の知見や経験を交えながらお話ししてきました。

SSLは、インターネット上で情報を安全にやり取りするための暗号化技術です。
WebサイトにSSLを導入することで、利用者との通信が保護され、大切な情報を守ることができるのです。

SSLへの対応は、もはやオプションではありません。
今や、信頼されるWebサイトを運営するために、SSLは必要不可欠な要素となっています。
あなたのWebサイトにSSLを導入することをおすすめします。

これまで、Webサイトのセキュリティ対策に不安を感じていたあなた。
SSLについて学び、理解を深めたことで、具体的に行動に移せるはずです。

SSL導入に向けて、ご不明な点があれば、ぜひ専門家に相談してみてください。
セキュリティ対策は、ビジネスの成功に直結する重要な取り組みです。
あなたのWebサイトが、多くの人に信頼されるサイトへと成長することを心より願っています。

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